LINEトークルーム広告パートナー利用規約

LINEトークルーム広告パートナー利用規約(以下「本個別規約」といいます。)は、LINEヤフー株式会社(以下「当社」といいます。)が運営する「LINEトークルーム広告」に関し、当社のパートナー(以下「お客様」といいます。)に適用される条件を定めるものです。


1. 定義

1.1 本個別規約では、以下の用語を使用します。
(1) 「LINE広告」とは、当社がLINE広告利用規約に基づき運営する広告配信プラットフォームをいいます。
(2) 「LINE公式アカウント」とは、当社がLINE公式アカウント利用規約に基づき提供する「LINE公式アカウント」サービスによって開設されるアカウントをいいます。
(3) 「広告主」とは、LINE広告を利用して広告の出稿・配信をする者(広告代理店を含みます。)をいいます。
(4) 「トークルーム広告」とは、LINE公式アカウントとその友だちとのトークルーム上に、広告主が広告の配信を行うことができるLINE広告のサービスをいいます。
(5) 「パートナーアカウント」とは、お客様が開設したLINE公式アカウントのうち、本個別規約に基づいて、お客様が当社に対してトークルーム広告のための広告枠の設置を申し込み、当社がこれを許諾したものをいいます。
(6) 「パートナーアカウントガイドライン」とは、パートナーアカウントの運営のために当社が作成するガイドラインをいいます。なお、本個別規約の制定日現在、パートナーアカウントガイドラインは作成されていません。作成された場合には速やかに、お客様にその旨を通知します。

1.2 上記1.1に掲げるもののほか、本個別規約において用いる用語は、本個別規約において特段の定めのない限り、LINE公式アカウント利用規約に定める定義によるものとします。


2. 本個別規約の適用・変更

2.1 本個別規約は、パートナーアカウントを運営し、または運営を希望するお客様に適用されます。

2.2 本個別規約は、LINE公式アカウント利用規約と一体をなすものであり、本個別規約に規定されない事項(次に掲げる事項を含みますが、これらに限りません。)はLINE公式アカウント利用規約に従うものとします。なお、本個別規約とLINE公式アカウント利用規約の定めに矛盾抵触がある場合、本個別規約が優先して適用されます。
・ サービスの中断・変更・終了
・ 非保証
・ 損害賠償
・ 禁止行為
・ 利用停止・解除
・ 機密保持
・ 準拠法・管轄

2.3 当社は、必要に応じて、法令に基づき、トークルーム広告の目的の範囲内で、本個別規約を変更することがあります。この場合、当社は、本個別規約を変更する旨および変更後の本個別規約の内容ならびにその効力発生日を、「LINE公式アカウント」サービスに関するウェブサイトに表示し、または当社が定める方法によりお客様に通知することで、周知します。本個別規約の変更は、周知した効力発生日からその効力を生じるものとします。


3. パートナーアカウントの申込み・承認

3.1 お客様は、当社所定の方法により申し込み、当社の承認を得た場合、自らが開設するLINE公式アカウントをパートナーアカウントとすることができます。

3.2 お客様は、当社所定の方法により、いつでも、パートナーアカウントにおける広告の掲載の停止を申し出ることができます。当該申出は、当社の特段の承認を経ることはなく、速やかに効力が生じます。

3.3 パートナーアカウントの承認を得られるLINE公式アカウントは、少なくとも次の条件を満たすものに限ります。なお、本3.3は、これらの条件を満たすLINE公式アカウントが必ずパートナーアカウントの承認を得られることを保証するものではありません。
(1) 所属国・地域が日本であるもの
(2) お客様が反社会的勢力に該当せず、パートナーアカウントの運営に反社会的勢力が直接的または間接的に関与していないこと
(3) 本個別規約に違反していないこと

3.4 当社は、パートナーアカウントについて、次に掲げる場合、パートナーアカウントの承認を取り消すことおよびお客様に不適切な行為があった場合においてLINE公式アカウント利用規約に基づき当社が講ずることができる措置をとることができます。
(1) 上記3.3の条件を満たさないことが判明した場合
(2) 広告主その他の第三者からのクレームが頻発している場合
(3) 広告主のイメージに悪影響を及ぼすおそれのある場合
(4) LINE公式アカウント利用規約またはこれに付随する規約に違反した場合
(5) その他パートナーアカウントの承認が不適当であると当社が判断した場合

3.5 当社は、パートナーアカウントの承認またはその取消にかかる審査に関し、審査基準をお客様に開示する義務を負いません。


4. パートナーアカウントの運営

4.1 お客様は、本個別規約、LINE公式アカウント利用規約およびパートナーアカウントガイドラインその他の適用ある規約・ガイドラインならびに適用ある法令を遵守して、パートナーアカウントを運用するものとします。

4.2 お客様は、上記3.1のパートナーアカウントの承認の申込時において、パートナーアカウントに関して、次の各号に掲げる事項が真実かつ正確であることを表明し、かつ、当該事項に反する事態が生じた場合には直ちにパートナーアカウントの運営を中止するものとします。
(1) お客様が、本件広告枠(下記5.1で定めます。)で第三者の広告が配信されることを許諾する正当な権限を有していること
(2) パートナーアカウントに掲載されるコンテンツが第三者の知的財産権その他一切の権利を侵害していないこと
(3) パートナーアカウントに掲載されるコンテンツが他人のプライバシーを侵害する内容および公序良俗に反する内容(アダルトコンテンツおよび違法コンテンツを含みますが、これらに限りません。)を含まないこと
(4) パートナーアカウントが日本以外の国に在住する者を主たる対象として運営されるものでないこと

4.3 上記4.2に列挙する事項に反する事態が生じた場合、当社は、その事態の生じていた期間にかかる広告枠利用料(下記6.1で定めます。)の支払を留保し、または支払済の広告枠利用料の返金を求めることができます。


5. パートナーアカウントにおける広告配信

5.1 当社は、パートナーアカウントとなったお客様のLINE公式アカウントとその友だちとのトークルーム上に、トークルーム広告の広告枠(以下「本件広告枠」といいます。)を設置します。広告枠の設置する位置、広告枠の大きさその他の仕様は、当社が指定します。

5.2 お客様は、本件広告枠に関し、次に掲げる事項を確認し、承諾します。
(1) 広告主が本件広告枠に自らの広告を配信できること
(2) お客様が本件広告枠を利用して広告を配信する広告主および広告の内容をあらかじめ確認できず、かつ、異議を申し立てられないこと。ただし、お客様は、本件広告枠を通じて配信される広告のカテゴリー(当社は、当該カテゴリーの正確性・完全性・網羅性を保証しません。)を指定することができます。
(3) LINE広告の不具合等のため、本件広告枠から広告が適切に配信されない場合があること。なお、当社は、本件広告枠から適切な広告が配信されるよう商業上合理的な努力をしますが、常に本件広告枠から広告が適切に配信されることを保証しません。
(4) 上記(1)のとおり、本件広告枠を通じて配信される広告は広告主が行うものであるから、当社がその内容(当該広告からリンクされるウェブサイトの内容を含みます。)の真実性・正確性・適法性等について何ら保証するものでないこと


6. 広告配信を通じた収益分配

6.1 当社は、お客様に対し、パートナーアカウントに設置した本件広告枠の利用の対価(以下「広告枠利用料」といいます。)を支払います。

6.2 広告枠利用料は、本件広告枠から配信された広告に関する当社の売上(ただし、次に掲げるものは除かれます。)を基礎として、広告の有効なクリック、有効なインプレッション、有効なコンバージョンその他の広告の種類・性質・内容等によって定められる有効なイベントなどを考慮し、当社が「LINE公式アカウント」サービスの管理画面上で公表する方法にしたがって算定される金額とします。
(1) 広告主がLINE広告に関して支払うアカウント管理費(アドミニストレーションフィー)
(2) 当社が広告代理店に支払う代理店手数料
(3) クレジットカードのカード手数料その他広告主から当社への送金の際に控除される手数料
(4) 広告主から回収できなかった売上

6.3 当社は、毎月1日から末日までの間に本件広告枠から配信された広告について、速やかに広告枠利用料を算定し、当社所定の方法でお客様に通知をします。当該通知があった日以降、お客様は、当社所定の方法で、広告枠利用料の支払要請をすることができます(ただし、累積する広告枠利用料が、「LINE公式アカウント」サービスの管理画面上で当社が公表する金額(以下「本件最低額」といいます。)未満である場合はこの限りではありません。)。当社は、支払要請があった場合、当該管理画面上で公表する期日までに、お客様が指定した銀行口座に振り込む方法により、広告枠利用料を支払います(なお、振込みにかかる費用は、お客様の負担とします。)。

6.4 当社は、お客様が当社に対して有する広告枠利用料の請求権のうち未払いであるものについて、次に掲げる場合、これを放棄したものとみなすことができます。
(1) お客様のLINE公式アカウントが削除された場合で、削除の際に当社からお客様に対して広告枠利用料の支払要請をするよう催告したにもかかわらず、支払要請が行われなかったとき
(2) お客様のLINE公式アカウントが削除された場合など、お客様に対するトークルーム広告のサービスの提供が終了した場合において、当該終了時点における未払いの広告枠利用料が本件最低額未満であるとき
(3) 広告枠利用料の支払先となる銀行口座の指定を求めるなど、当社がお客様に対して広告枠利用料の支払要請をするよう催告し、広告枠利用料の支払をする努力をしたにもかかわらず、当該催告をはじめてした日の翌日から起算して180日以内に広告枠利用料の支払ができなかった場合

6.5 毎年4月及び10月の各末日(以下「基準日」といいます。)までに本件広告枠から配信された広告に関する広告枠利用料について、未払いであるものの額が1,100円以上である場合、当社は、お客様からの支払要請の有無にかかわらず、未払いの広告枠利用料の全額をお客様に支払うことができます。なお、当該支払いは、基準日の翌月末日までに、お客様が指定した銀行口座に振り込む方法により行い、振込みにかかる費用はお客様の負担とします。


7. パートナーアカウントに関する不正行為

7.1 お客様は、広告主から広告費をぎまん的に詐取することを目的とした行為および広告費の不当な横取りと評価される行為(次に掲げるイベントを発生させる行為を含みますが、これらに限りません。以下「本件不正行為」といいます。)を、自らまたは第三者を通じて行ってはなりません。
(1) 無効なクリック、無効なインプレッション、無効なコンバージョンその他不正または不当な手段により生成または達成されたイベント(ボット、メタスパイダー、マクロプログラムなどにより自動化され人為的に生成または達成されたイベントを含みますが、これらに限りません。)
(2) パートナーアカウントの友だちに対する金銭の支払い、依頼、勧奨、強制、強要その他の手段により促され、または当該友だちをその意図によらずに誘導し、遷移させ、もしくは閲覧させることにより、生成または達成されたクリック、インプレッション、コンバージョンその他のイベント
(3) その他不正または不当な手段により、故意に無効なイベントを生成または達成させたことが推測・示唆される場合のすべてのクリック、インプレッション、コンバージョンその他のイベント

7.2 上記6.2の広告枠利用料の算定にあたっては、不正検知技術により当社が独自の基準にて判断した本件不正行為に関するイベントは無効となり、広告枠利用料の算定の基礎に含まれません。

7.3 上記6.3にかかわらず、本件不正行為がなされ、またはその可能性が高いと当社が判断した場合その他広告枠利用料の算定に関して適正性・正当性・合理性に疑義がある場合、当社は、お客様に対する広告枠利用料の支払を留保することができます。

7.4 お客様が広告枠利用料を支払った後に本件不正行為がなされたことが判明した場合、当社は、本件不正行為にかかる支払済の広告枠利用料の返金を求めることができ、お客様はこれに応じるものとします。

7.5 当社は、本件不正行為がなされ、またはその可能性が高いと判断し、上記7.3または7.4の措置を講じるにあたっては、お客様に対し、当該判断の根拠を可能な範囲で誠実に説明するものとします。


最終更新:2023年10月1日